さぁーっと爽やかな潮風が吹く。
ヤズネ:港町でやすね~!
ヒイカ:そうね。
   その町は、活気づいた明るい港町だった。
ヤズネ:おぉ!あれ見るでやす!
   その港には、大型の船が大量に停泊していた。
船員:おっと、危ないから離れておきな。ここらには大型コンテナがちょくちょく通るからな。
ヒイカ:貨物船?
船員:そうだ。あんま近づいて海に落っこちないようにな。ま、彼氏がいるから大丈夫か。はっはっは。
ヒイカ:彼氏?
船員:ん?その男の子は彼氏じゃないのか?
ウミナギ:あァ?んなんじゃねェよ。
船員:おっと、こりゃ失礼。
   船員は笑いながら歩いて行った。
ウミナギ:ちッ。めんどくせェ…
ヒイカ:そういえばあんた、もう傷は大丈夫なの?
ウミナギ:そんなに弱くねェよ。
ヒイカ:あっそう。
ヤズネ:ねぇ虹使い~。そろそろご飯にしよ~?
ヒイカ:それもそうね。どっかあるかしら?
   じ~~っ
ヒイカ:……
   じ~~っ
ヒイカ:……何?
   よくわからない奇妙な生物が、ヒイカをじーっと見つめていた。
ウミナギ:ん?ミョンガー?
ミョンガー:あ、ウミナギだ~!
   ミョンガーと呼ばれた奇妙な生物は、ウミナギに飛びついた。
ウミナギ:なんだァ?どうしてこんなとこにいんだ?
ミョンガー:虹の子探してたんだよ~。でも、ここ気持ちよくってさぁ~、つい居座っちゃって~。
アルトア:ハリイノギョはどうしたんだ?
ミョンガー:あっちにいるよ~。
ヒイカ:ねぇ、説明してくれる?それ誰?
ウミナギ:あァ、あっちにもう一人いるから、それからでいいか?
ヒイカ:構わないわ。
   あっち
ハリイノギョ:おぉ!ウミナギやないか!
   そこには、顔が獅子舞のような、体が魚のような猪のようなよくわからない生物がいた。
ウミナギ:久しぶりだなァァ。あ、説明するぜ。こいつらはミョンガーとハリイノギョ。俺と同じネクリアの手下だ。
ヒイカ:ネクリアって色んなの手下にしてるのね~。今までジャングくらいしかまともに見たことなかったわ。
ハリイノギョ:ジャングはんを知っとるん?っちゅーか誰や?
ウミナギ:虹の子ヒイカだ。
ミ&ハ:虹の子!!??
ヤズネ:虹使い、お前有名人でやすね~。
ヒイカ:ネクリアが手下に探させて放ってるだけでしょ。まったく、ほんと困ったやつよね。
ハリイノギョ:話が見えへんな…ネクリアはんはどこなんや?
アルトア:ネクリアを探している所だ。
ハリイノギョ:あかん、何が何やらわからん…
ペライト:ワカッタ。セツメイスルヨ。
   ペライト説明中
ハリイノギョ:ほっほー。ということは、虹の子を仲間に出来たってことやな!
ミョンガー:さすがだね~。
ヤズネ:虹使い~…お腹空いたでやす~…
ヒイカ:それもそうね。あんたたち、食糧は…持ってなさそうね。
ハリイノギョ:食糧は持ってへんけど、ええ場所知っとるでー。
ヒイカ:いい場所?
   ハリイノギョたちに連れられ、港のずっと奥の海岸にたどり着いた。
ウミナギ:なんだァ?
ミョンガー:ここはね~、よく魚がとれるんだ~。
ハリイノギョ:わいは泳ぎが得意やさかい、数分待ってくれれば魚とるで~。
ウミナギ:へッ。それくらい俺にだってできんだよ。
ミョンガー:そういえば前に川で魚とってたね~。
ヒイカ:そう、それじゃ、しばらく待っておくわ。
ハリイノギョ:任せときー!
   数分後
ヤズネ:おぉぉー!魚が大量でやすー!
ハリイノギョ:ま、こんなもんやな!
ヒイカ:あなたたちって結構器用なのね。中々いいの手下にしてるじゃないの。
ハリイノギョ:せやろ?
   食後
ヤズネ:あ~うまかったでやすね~♪
ミョンガー:でしょ~?僕たち自慢の食材だよ~。
ハリイノギョ:あんさんが作ったわけでも、あんさんがとったわけでもないっちゅうねん。
ウミナギ:で、これからどうすんだァァ?
ヒイカ:んー、ネクリアがどこにいるのかわからないとどうも行動しようがないわね。アルトア、あんた位置わかんないの?
アルトア:距離が遠すぎるからな。それにどこかに誰かがいるくらいしか出来ない。
ヒイカ:使えるんだか使えないんだかよくわからない能力ねー。
ヤズネ:そんな憑き物より、わちきの耳の方が役に立つでやすよ~。
ミョンガー:ん?耳?
ヤズネ:わちきの耳は神の耳、どんな小さな遠くの音でも聞き分けられるんでやすよ~。
ハリイノギョ:なんやそれは偶然やな。ミョンガーはんも耳が異常にええんや。
ヤズネ:むむっ?
ミョンガー:ん~?
ペライト:ケンカシソウ…?
アルトア:同じ能力を持つ者同士…本来の管轄は違うとて、対立するのは致し方ないことか…
ヤズネ:ミョンガー…だったっけ?
ミョンガー:え~っと…誰だった?
ヤズネ:ヤズネでやす。
ミョンガー:ああ、そ~なのか~。
ヤズネ:そ~なのだ~。
ヒイカ:放っておいても喧嘩なんてしそうもないわ。
ハリイノギョ:みたいやな。
ペライト:ソウイエバウミナギ、オマエビョウイントカイカナクテダイジョウブナノカ?
ウミナギ:あァ?もう痛くもねェっての。
ヒイカ:応急処置は済ませてあるけど、きちんと手当てしてもらったほうがいいと思うわよ?
ウミナギ:ちッ。仕方ねェなァ…
ハリイノギョ:あ、わいが病院の場所案内したる!
ヤズネ:わちきも行ってやるでやす!
   ウミナギたちは移動していった。
ミョンガー:……
ヒイカ:……何よ。
ミョンガー:ううん。別に~?
ヒイカ:…(こいつ、どうも掴めないのよねー。何考えてるのかわからないっていうかなんというか…)
ミョンガー:あれ?なんだろうこの音~?
ヒイカ:え?音?
ミョンガー:変な音…まるで機械、ううん、銃器みたいな~?
ヒイカ:銃器?(この前の町の少女?いや、レインボーフォールをまともに喰らえば…。…あの時、私は肩を負傷し、しかも他に犠牲者が出ないよう配慮した。まともに喰らっていたとしても…)
ミョンガー:どうしたの~?
ヒイカ:ミョンガー、そいつはどこにいるのかわかるかしら?
ミョンガー:わかるよ~。あっちにいるよ~。
ヒイカ:あっちね。出てきなさい!
   ヒイカが大声で呼びかけると、肩に相棒の銃をかけた少女が現れた。
?:すごぉい。よくわかったね。
ヒイカ:何の用?あなたはこの前倒したはずなんだけど…命が残っただけでもありがたいと思って近づいてこない方が利口よ?
?:命?命ってなぁに?
ヒイカ:はぁ?
?:だってー…命なんて、撃てば消える脆いものでしょ?
ヒイカ:まぁそうね。命は脆い、一瞬で消える。私も消す側の人間。あなたの意見とほぼ似ているでしょうね。
?あなたって消す側なんだ?じゃあわかってくれるよね?逃げまどう人間を撃って、撃たれて絶望と苦痛の顔で死んでいく様の素晴らしさ♪
ヒイカ:悪いけど、僅かながら違う部分はそこなのよ。あなたは奪うことを楽しみとしている。でも私は、決して消すことを楽しんでいない。いえむしろ、消す度に自分を戒めている。
?:なぁんだ。つまんなぁい。だってそれってさ…つまり、消すのが怖いってことでしょ?あなたも結局命を重く感じてる。命なんて、強い者に捧ぐためにあるんだから♪
ヒイカ:はぁ…僅かとは言ったけど、訂正するわ。あなたと私は根本的に違う。思想も理想も全て。
?:そう?私はもっとあなたが同じであってくれればいいなーと思ったんだけど…残念残念♪
ヒイカ:とてもじゃないけど、そう思ってるようには見えないわ。
?:私は本気よ?常に本気で誰とでも話してる。だって、心の底から話さないとスッキリしないでしょ?
ヒイカ:そして、話が合わなければ銃殺。があなたのパターンかしら?
?:そう。私の話のレベルについてこれなければ速攻撃つ。まぁ、それが一番楽しいからいいんだけどね。
ヒイカ:誰か一人でもあなたのレベルに合った人はいたかしら?いないはずよね。だって、あなたの場合はレベルとか次元とかの問題じゃない。やっぱりあんたは危険すぎる。ここで完全に消すべきね。
?:消す力なら私の方が上よ?だってほら。
   少女の手に銃が現れた。
?:これを引くだけであなたを殺せる。あなたの力もすごかったけど、この前は油断しただけー。殺すことをためらう人になんか負けないわー♪
ヒイカ:(もうダメね。話をしても無駄…幸いこの場にいるのはミョンガーだけだし、仕留めるなら早めに…)
ミョンガー:ねぇねぇ~、さっきから物騒だけどさ~、殺すとかそんなのなしの話し合いはできないの~?
ヒイカ:(嫌なタイミングで邪魔に入るわねーこの奇妙生物は!)
?:何言ってるの?物騒な話なんて誰もしてないじゃないのー。
   少女は銃を構えた。
?:私は、銃殺っていう遊びを楽しんでるだけなのよぉー♪
   バン
ヒイカ:ミョンガー!
   ヒイカは素早くミョンガーを押し飛ばしたが、自分の右足に当たってしまった。
?:あれ?違う方に当たっちゃった。あ、でも、あなたの方が厄介だし、むしろプラスかな♪
ミョンガー:あわわ~ごめんね~!
ヒイカ:気にするくらいならあいつを倒す作戦でも考えなさい。(私の目の前で、ネクリアの大切な部下を殺させてたまるもんですか…!)
?:さぁて、どんどん行くよー!
   バンバンバンバンバンバン
ヒイカ:ミョンガー、後ろに下がって!
ミョンガー:え、うん~!
ヒイカ:『リフレクトレイン!』
   ヒイカを覆う雨の盾は、弾をどんどん跳ね返していった。
?:そうこなくちゃ楽しめない♪
   バンバンバンバンバンバンバンバン
ヒイカ:そんなもの…いくら撃ったって無駄よ。この盾がある限り、あなたは私に弾を当てることはできない。
   ヒイカの盾は全ての弾を跳ね返した。
?:だったら…
   少女は銃の種類を変えた。
?:行くよ。
   バァン
ヒイカ:!?
   ヒイカは強い光で目を瞑った。
ヒイカ:(ただの目くらまし?だとしたら…こういうのの基本は後ろに回り込むこと!)
   ヒイカは後ろに注意を配り、光が消えたら後ろを振り向いた。
?:え!?
   少女はヒイカの読み通り後ろに回り込んでいた。
ヒイカ:(予想通り。決着をつける!)
?:動いたら撃っちゃうよぉ?
ヒイカ:?
?:この子、撃っていいのー?
   少女は、ミョンガーに銃をつきつけていた。
ヒイカ:(あのバカ…!)
ミョンガー:ごめ~ん、光消えたらこうなってた~。
ヒイカ:(本気で謝る気あるのかしら?…それより、まずいわね。流石にこの角度…動けばミョンガーが確実に撃たれる。ミョンガー自身がどうにかしてくれれば助かるけど、そうもいかなそうね。)
?:形勢逆転ね♪
ヒイカ:(どうにかしてミョンガーとタイミングを合わせてあいつを倒さないと…)
?:考えなくてもいいよ?だって…あなたはもう撃たれる運命なんだから。
   少女は右手の銃をミョンガーに押し付け、左手の銃を構えた。
?:さようなら♪
   バン
   ヒイカはそれを避けた。
?:あっ、避けちゃだめじゃん。次避けたら…この子殺すよ。
ヒイカ:(一体どうしたら…)
?:くすっ。じゃあ、今度こそ…
   バン
   弾はヒイカの腹を貫いた。
ミョンガー:あぁっ!
ヒイカ:(あーもう!わかっててもやっぱ痛いわね…まともに銃なんか受けたことないってのに…っ!)
ミョンガー:虹の子~!僕には構わないで攻撃してよ~!
ヒイカ:(何言ってんのよあのバカ…自分を守るためにネクリアの部下を見捨てました。なんてネクリアに言えるわけないでしょ!)
?:抵抗しないんだ?撃てば変わると思ったんだけどなぁ~…そんなにこの子が大事なの?
ヒイカ:(正直、ミョンガー自身は私にとってはどうでもいい存在…むしろ、こういう状況に陥っているのはあいつの所為。でも、ここで見殺しにしてしまえば、確実にネクリアは悲しむ。それだけは絶対に阻止したい。)
?:じゃーぁー…もっと遊んじゃおうか♪
   バン バン バン
   少女は順番に、ヒイカの右肩、左足、左肩と撃った。
ミョンガー:(まずいよ~っ!このまま虹の子が死んじゃったら、ネクリアどころかハリイノギョに僕が殺されちゃうよ~!なんとかしたいけど、下手に動いても殺されるし…)
?:なんだか、そろそろ飽きちゃった。もう終わりでいいよね?
   少女はまた違う銃を取り出した。
?:これはねー、威力だけはとことん強いんだー。だから、すぐにでも死ねるね♪
ヒイカ:(くっ…このままだと本当に…でも、どうすれば!?)
?:じゃ、ばいばぁい♪
ミョンガー:『ストライクキック!』
?:!?
   ズドッ
   ミョンガーは地面を思いっきり蹴り、砂を舞い上がらせた。
?:いたっ!目に入ったぁ!
ヒイカ:(やるじゃない!今のうちに…)っ!
   ヒイカは近づこうとしたが、撃たれた足では歩けず、倒れてしまった。
ミョンガー:虹の子!
   ミョンガーはヒイカの元へ駆け寄って行った。
ヒイカ:バカ!今来たら…
?:あっ、逃げちゃだめー!
   少女は銃を構えた。
ヒイカ:(間に合わない!)ミョンガー!!
   バン
ミョンガー:へ?
ヒイカ:え?
   突然ミョンガーの目の前に土の壁ができ、弾からミョンガーを守った。
ヒイカ:(土の壁…?ヤズネやウミナギたちの能力じゃない…だとしたらハリイノギョ?いや違う。もっと、誰かいたはず…土の力…)
ミョンガー:(土?ハリイノギョやウミナギじゃないし、あのヤズネってのかな?でも、ヤズネは耳がいいって言ってた。土?たしか土って…)
ヒ&ミ:(あ!!)五行の「土」!!
   バンバンバンバン
   土の壁の奥から銃声が聞こえた。
ヒイカ:(そう、五行の力…そんな力が使えるのは…)
   銃声が急に止んだ。
ミョンガー:(虹の子ですらも手間取った相手に対抗できる力…)
   がらがらと音をたて、土の壁は崩れた。
ネクリア:はぁ~い☆元気だった~?
ヒ&ミ:ネクリア!!
   そこには、ネクリアがいた。そして、少女はジャングに取り押さえられていた。
ネクリア:最強のヒイカ様とあろうものが情けないわねぇ。
ヒイカ:来るのが遅いのよバカ。
ネクリア:あら、仕方ないでしょ?私だって忙しいんだから。
ヒイカ:全然忙しそうには見えないわ。どうせどっかのカフェでコーヒーでも飲んで一日を過ごしてたんでしょ?
ネクリア:な、何の事かしら?
ヒイカ:……とにかく…ありがと、助けてくれて…
   ヒイカは顔をそむけながらつぶやいた。
ネクリア:もぉ、うちの娘は素直じゃないわねぇ~☆
   ネクリアはヒイカを抱き寄せた。
ヒイカ:ちょっ!離れなさいよ!
ネクリア:い・や☆
ヒイカ:もう…このバカ…。うぅっ…ばかぁ…ぁ
ネクリア:(下向いてるから顔は見えないけど…いや、見えないようにしてるけど、泣いてるわね。そりゃそうね。こんなになるまで必死に我慢してたんだから…)
ミョンガー:ネクリア~。
ネクリア:あんたも久しぶりね。ってかあんたが捕まらなきゃこうはなってなかったでしょうに。
ミョンガー:あはは~、ごめんごめん~。
ネクリア:(まぁ、そのお陰で今ヒイカを抱擁していられるんだけど。こういう時じゃないとこんな弱い顔を見せてくれない困った子だものね。)
ジャング:ネクリア、こいつどうする?
ネクリア:そうね~…
?:なんかわかんないけど…あなたたち、仲間?
ネクリア:そうよ。あなたは…銃殺少女、エール・ラヴァルね?
エール:くすっ。そうよぉ?私はエール。よく知ってたわね。
ネクリア:指名手配されてるそうね?
エール:あぁ…でもそれは表だけ。本当は誰も私を追ってはいない。だって、近づいたら銃殺されるってわかってるんだもの♪
ネクリア:そのようね。だから…私たちがあなたを倒してあげる。
エール:そんなこと出来ないわよぉ?
ジャング:今すぐお前を串刺しにすることは可能だ。してやろうか?
エール:こわぁい♪
   バン
ジャング:ぐっ!?
   ジャングは右手を撃たれた。
エール:別に私は銃を手に持ってる必要はないのよ?体に触れていればそれでいいの♪
ネクリア:ジャング!
エール:くすっ。
   エールはジャングから離れ、銃を構えつつ下がって行った。
エール:私をここまで追い詰めたご褒美として、今日はここまでにしておいてあげるわ。でも、次はあなたたち全員…殺してあげるんだからぁ♪
   バンバンバンバンバンバン
   エールは銃を乱射し砂を巻き上げ、それを目くらましに逃げていった。
ネクリア:逃げちゃったわねぇ。あ、ジャング大丈夫?
ジャング:なんてことはない。
ヒイカ:…?ジャング、あなたネクリアに敬語使ってなかったっけ?
ネクリア:あー、別にそれはいいのよ。元々タメ口だったし、きちんとした主従でもなかったから。
ヒイカ:ふーん。
ジャング:そういうことです。
ヒイカ:だったら別に私に対しても敬語の必要ないわ。あんたがネクリアの手下だからそうさせてただけだし。
ジャング:そうか、それじゃあ遠慮なく。
ネクリア:にしても、妙な奴に狙われてるのね~。
ヒイカ:いつものことよ。
ネクリア:ふぅん…
   その後ヤズネたちが戻り、状況を説明した。
                           続く
 
2011年3月17日作成