店員:はい、2時間は無料ですので、存分にお楽しみ下さい。
ロード
ヒ:ふぅん。これが自転車ってやつなのね。
ネ:あら?見るのは初めて?
ヒ:そうね。こんなもの必要ないし。
グ:それよりさ、ここってすっごく長いんでしょ?2時間で行けるかなぁ?
ヒ:行かないと料金取られるんでしょ?だったら行くしかないでしょ。
ネ:ってか料金は私が払うんだけどね・・・
ヒ:そりゃそうよ。あなたしか持ってないんだから。
ネ:なんであんたは持ってないのよ。
グ:あれ?ヒイカ最初に会った店で持ってなかった?
ヒ:・・・
ネ:え?
ヒ:さぁ、時間は短いわ。行きましょう。
ネ:え?え?
ヒ:何か?
ネ:いいえ別に・・・
3人は自転車を2時間無料貸し出し出来るロードで自転車を借りたのだった。
ヒ:で、これどうするの?
ネ:自転車の乗り方も知らないの?
ヒ:うっさいわね。だから言ったでしょ?見たこともないから歩くって。
ネ:まず、サドルに座る。んでペダルをこぐ。以上。
ヒ:サド?ペタ?
グ:えっとね、ここがサドルで、ここがペダルだよ。
ヒ:面倒ね~。グラン、やってみなさい。
グ:わかった。
グランは自転車で走ってみた。
ヒ:ふ~ん。わかったわ。こうするのね。
ヒイカは自転車で走った。
グ:流石ヒイカ!もう乗れちゃってるよ!
ネ:よ~し。それじゃあ行くわよ~!
離れたとこ
ダ:あれか?ストラス。
ス:はい。それと…おそらくあっちが…
ダ:ああ。わかっている。それならば…いけ。ピトム
ヒューン ヒューン ヒューン
3つのダイヤ型の不思議な物体が自転車に乗っている3人に向かって飛んで行った。
3人
グ:ふぅ…ひぃ…
ヒ:この程度の坂でだらしないわねぇ。
ネ:いやいや、この傾斜はおかしいでしょ…
ヒ:別に?
グ:よぉし…もうちょっと…
ヒ:あら?ここから急激な下りね。
グ:やった!
ネ:助かったー!
グ:よーし!一気に下るよー!
3人は坂を一気に下った。
グ:風が気持ちいいー!
ネ:ほんとねぇ。
ヒ:・・・
グ:あれ?ヒイカ!早すぎるよ!ブレーキを軽くかけて!
ヒ:ブレーキって何よ!!
ネ&グ:あ!!説明してない!!
ヒ:ちょ…止めて止めて!!
グ:ハンドルのとこにあるやつだよ!
ヒ:ハンドル!?
ネ:手に握ってるそれよ!その下にまたあるでしょ!?
ヒ:これ?これをひけって?
グ:そうだよ!あ、でも一気にひいたら…
キギーィィッ
ヒ:うわっ!?
ポーンッ
ヒイカは耐えきれずに飛んだ。
グ:うわーっ!ヒイカー!!
ネ:『木の根操縦!』
バシッ
木の根はヒイカをキャッチした。
グ:よ、よかった~…
ヒ:何よこれ…なんて危ない道具なの!?
ネ:アンタが間違った使い方するからよ!
ヒ:じゃあ先に説明しなさいよ!
ネ:(ごもっとも!!)
ビィーン
ヒ:!!『リフレクトレイン!』
ガキィン
グ:な、何!?
ヒ:レーザー…あっちからね!『虹色の花束!』
バババババババババ
バシュン
何かに当たった。
ネ:何かいるわね。それも…1匹じゃない。
ヒ:でてきなさい。
ピトムA:ピピ…ピピ…
ピトムB:トト…トト…
ネ:3匹…
ヒ:何この変な生物?
ス:そいつらはピトムだ。
ヒ:あら?アンタたしか…
ネ:この前の町の奴ね。何か用かしら?
ス:話す必要はない。行け!ピトム!
ピトムC:ムム…ムム…
ビィーン
ネ:レーザーなら…私の方が強くってよ!『月の光線!』
バシィッ
ス:なめるな!ピトム!お前らの真骨頂を見せてやれ!
ヒュンヒュンヒュンヒュン
ピトムたちは3人の周りを不規則に飛び回った。
ネ:あら、厄介ね。
ヒ:問題ないわ。『虹色の五線譜!』
バシッバシッバシッ
ネ:全方向攻撃の前では動き回っても無駄ね。
ス:だが、その攻撃がピトムに効いてるわけではない。
ピトムA:ピピ…
ビィーン
グ:わわっ!全員レーザーを撃ってきたよ!
ネ:ヒイカ!2匹いける!?
ヒ:余裕。『虹色の花束!』
ネ:『月の光線!』
ス:ふっ。お前の相手は俺がしておこう。『大鎌回転斬り!』
ヒ:グラン!離れて!
グ:え、あ、うん!
ヒ:『虹色の龍風!』
バシィッ
ス:ぐっ!
ヒ:直撃は避けたようね。でも…もうまともに動けないでしょ?
ス:どういう意味だ。
ヒ:あなたの右足。
ス:(な、なんだこれは!?俺の右足が白く!?)
ネ:(あれは…!まさかあれが…)
ス:なるほどな。これがお前の大罪の理由か。
ヒ:あら?もう悟ったの?
グ:え?え?どういうこと?
ネ:グラン。あんたはこっちにきなさい。逃げるわよ。
グ:え、待ってよ!ヒイカが!
ネクリアはグランをつれて離れていった。
ス:あの子供は行った。説明してもらってもいいか?
ヒ:まぁ…いいでしょう。
ス:して…その力は?
ヒ:この力はレインボー。……この世を滅ぼすために生まれた力よ。
続く
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