【チェックキャッスル】
カ:トゥーフェイス!どういうことなの?全部説明してー!
トゥーフェイス:…フォーフェイス様は…我らトゥーフェイス一族のボスだ。
ク:トゥーフェイス一族?
トゥーフェイス:我ら一族は昔、【ホロビタスター】に住んでいた。
キ:【ホロビタスター】に?
トゥーフェイス:そこで我らをまとめていたボス…それがトゥーフェイス一族のボスを任せられたフォーフェイス様なんだ。
ア4:つまり、ボスの役を任せられた者がフォーフェイス、そのまとめられる者たちがトゥーフェイスという名だということですか。
トゥーフェイス:ああ。
ク:それで?その後は?
トゥーフェイス:俺たちの先祖…昔【ホロビタスター】に住んでいたトゥーフェイス一族は、星を追われたのだ。
ピ:星を追われた?
モ:一体誰に~?
トゥーフェイス:〔ピクス〕一族だ。
カ:えっ!?ピクスだって!?
トゥーフェイス:我らの先祖はピクス一族に負け、星を追われた。そして、星はピクス一族のものとなった。
キ:侵略者に負けたってこと?
トゥーフェイス:いや。ピクス一族も元々【ホロビタスター】の住民で、南と北でずっと対立してたんだ。
ク:戦争みたいなものか…それで負けて領土をとられ、居場所がなくなり星を出た…か。
トゥーフェイス:その通りだ。そして、我ら一族の先祖はここ【ポップスター】へと来た。
ア3:【ポップスター】に住もうとしたんだな。
トゥーフェイス:しかし、他の星からの侵略者に心を許すわけがなく、我ら一族の先祖はほぼ壊滅状態となった。
ア4:それで?
トゥーフェイス:そして森の奥でひっそりと暮らすようになった。敵から身を守るために…。しかし…
ピ:しかし?
トゥーフェイス:森からも追い出されたのだ。その森はウィスピーウッズが既に支配していたのだ。
キ:【グリーングリーンズ】かな…?
カ:【ベジタブルバレー】かも?
トゥーフェイス:それはわからない。そして我ら一族は途方に暮れ、減少する仲間を連れてフォーフェイス様が言った。
ア3:何て言ったんだ?
トゥーフェイス:「我が一族の代表として、必ず我らの居場所を見つける。それまで待っていろ。」と…
ク:待っていろ?
トゥーフェイス:そこでフォーフェイス様はどこかへ行ったそうだ。だが、先祖のトゥーフェイスが残した壁画にはしっかりとフォーフェイス様の絵が描かれている。
ア4:それがあのゴッドウイングそのものということですね。
トゥーフェイス:ああ。
ク:それで、その後トゥーフェイス一族はどうなったんだ?
トゥーフェイス:その後、ロロロ様の先祖の〔ローラ〕様に拾われ、現代まで【キャッスルロロロ】でお世話になっている。
キ:なるほどな…
カ:フォーフェイスはそれ以降行方不明だったんだね。
トゥーフェイス:ああ。まさかこんな形で…先祖トゥーフェイスが仕えていたフォーフェイス様にお会い出来るなんて…
ゴッドウイング:…盛り上がっているところ悪いが、我はフォーフェイスという名ではない。我はゴッドウイング。神だ。
ア3:この後に及んでまだ神とかほざくのか!
リ3:この方は神だ。異論はない。
カ:じゃあ、神なら何が出来るって言うの?
リ3:神なら…この世界を変えてくださる。この狂った世界を…感情のなき素晴らしい世界に…
カ:どうやって変えるっていうの?
リ3:それは…神しかわからぬ。
ア4:じゃあゴッドウイング。今すぐその方法を教えてもらえますか?僕の頭脳で科学的に分析して差し上げます。
ゴッドウイング:…お前ら程度には理解できん。
ア4:…随分と馬鹿にされたようですね。ならば神。あなたはこの世の全てを知っているそうじゃないですか?
リ3:当たり前だ。それでこそ神なのだ。
ア4:では、僕よりも全てにおいて頭脳は勝っているというのですね?
リ3:当然だと何回言わす。
ア4:それならば、僕の出す問題に全て答えてください。
ゴッドウイング:答える必要などない。
ア4:神ならば簡単でしょう?では1問目。2進数「11」は、10進数に直すといくつですか?
ゴッドウイング:「3」だ。
ア4:正解。では2問目。「17,525×22,352=?」
ゴッドウイング:「391,718,800」だ。
ア4:正解。
カ:な、何を言ってるのかすらわからない…
キ:同じく…
ア3:あれ暗算できる問題じゃねぇ…
モ:答えがすぐ出せるアオービィならではの問題だよね~
ア4:では、「√40=?」
ゴッドウイング:「2√10」だ。
カ:頭パニック状態なんだけど…
ア3:俺も…
ア4:では次。「光の三原色」は何色と何色と何色?
ゴッドウイング:「赤」と「青」と「緑」だ。
ア4:「物質の三原色」は?
ゴッドウイング:「シアン」と「マゼンダ」と「イエロー」だ。
ア4:「RGB」の反対色。一つ一つ答えよ。
ゴッドウイング:…「R→C」「G→M」「B→Y」
ア4:中々やりますね。でも、今少し答えるのに数秒かかりましたね?
ゴッドウイング:…
ア4:神ならば一瞬で答えがだせるはずなのに…どうしてでしょうね?
ア3:神じゃねぇから…だろ?
ゴッドウイング:我は神だ。
カ:じゃあ、今リックが何してるのか当ててみてよ。
ピ:ピ…(最初にクーがリセットスナイパーに言った事!)
ゴッドウイング:リック…が…
カ:答えられないよね?だってあの時リセットスナイパーが答えられたのは、君が【プププランド】にいたからだよね?
ピ:えっ!?
モ:えへへ~悪いねぇ~…電波が飛んでるんだよ~
リ3:電波など見えるはずが…
モ:そう。普通なら見えない。でも、僕はあらゆる電波を目で見ることができる。
ア4:そしたらしっかり見つかりましたよ。ゴッドウイング。あなたがリックを見て、リセットスナイパーの耳につけているイヤホンに言っていたんです。
ク:結局お前は神なんかじゃなかったってわけだ。
ゴッドウイング:我は…神だ。
カ:じゃあ言ってごらん?リックが今何をしているのかを!
ゴッドウイング:ぐ……
リ3:リックは…今ナゴと喧嘩をしている!
キ:ゴッドウイングもその解答でいい?
ゴッドウイング:…いいだろう。
ク:ふ…どうやらお前は自分で神ではないと言ったな。
ゴッドウイング:何…?
カ:リックー!
リ:おう!
リ3:リ、リック!
ク:トゥーフェイスが話をしているときに俺が呼んだんだ。カービィのワープスターを飛ばしてな。
キ:これで積みだ。お前は神なんかじゃない!
リ3:か…神!
ゴッドウイング:……少しリセットスナイパーに頼りすぎたようだ。まさかこいつの勘がここまで悪くなっているとはな
リ3:神…
ア3:まだしらばっくれる気かよ!
カ:じゃあゴッドウイング。君自身に聞くよ。今、カインは何をしている?
ゴッドウイング:カイン…か…
キ:どうしたの?答えられないの?
ゴッドウイング:二度も同じ手をくうものか。カインも呼んだのだろう?
カ:!!そ、それが君の答え…?
ゴッドウイング:我は全て見通す。その同様…当たりだろう?
カ:…さぁーてと、カインに電話しなきゃね~♪
ゴッドウイング:電話…だと…?
プルルルルルル
カ:あ、カイン~?今何してたの~?あ、うん。わかった。邪魔してゴメンね~。はいは~い。
ピッ
ク:なんだって?
カ:今〔マイン〕とデート中だってさ。
ア4:さ、今度こそ完璧にボロが出ましたね。
モ:自分で言ったんだからもうおしまいだね~
ゴッドウイング:ぐ…
カ:さぁ!観念するんだ!ゴッドウイング!…いや、フォーフェイス!
ゴッドウイング:我は…神だ!
ク:いつまでも言うと痛い奴になるぜ?
キ:既に痛いって。
ア4:最初から自分を神と言ってる時点で狂気ですね。
ゴッドウイング:く…
カ:フォーフェイス。君はどうして感情を消そうとするの?一体なぜ…?
トゥーフェイス:フォーフェイス様は元々喜怒哀楽の四つの表情を持っていた。その四つを見事に表せる者がフォーフェイス様と呼ばれた。
カ:つまり…どうして君はその感情を押し殺し、感情を憎んでしまうの?
ゴッドウイング:…感情は…邪魔なものなのだ。そんなものがあるから…我ら一族は星を追われた…
カ:え?
フォーフェイス(以下フ):我は……………フォーフェイス…
続く
2008年11月25日