第二十三話 5-1

あらすじ

あきれ返るほど平和なプププランドに、急にリボンという妖精が、カービィ

という若者のところに落ちてきたのです。リボンは、自分の故郷のリップル

スターという星がおそわれ、クリスタルというリップルスターの宝を持って

逃げてきたが、黒いなにかがおいかけてきて、クリスタルが粉々になって

しまった。カービィは、そのクリスタルを集め、リップルスターを救うと決心

したのであった。そこで、ワドことワドルディと、アドことアドレーヌ、デデデ

ことデデデ大王が仲間になった。そして、ポップスター、ホロビタスター、ウ

ルルンスター、コレカラスターのクリスタルを全部集め、次の星、ブル

ブルスターへ向かおうとしていた・・・

------------------------------

デ: やっとでブルブルスターについたな!

ワ: ここの星寒いっスね。

ア: 寒いの苦手なんだよなー。

デ: ここのクリスタルはやめに集めて次の星いくぞ!

ワ: 最初のクリスタルはどこっスか?

リ: この先を歩いていけばあります。

デ: それじゃあいくぞ!

ワ: カービィさんいこうっス。

カ: うん・・・

デ: まだあれをひきずってるのか?カービィ。

ワ: 仕方ないっスよ。あっちがおいていけっていったんスから。

カ: わかってる・・・

ワ: ・・・・・・・・・・・・

デ: ・・・・・・・・・・・・

ア: 気が落ち着くまでここで休む?

カ: いいよ。僕なんかのためにクリスタル集めを中断しないで。

デ: じゃあはやくいくぞ!

ワ: 無理しなくていいんスよ。

カ: 大丈夫。いこう。

デ: おい。あれってボードか?

ア: だろうね。

デ: 反応薄!

ワ: みんな元気がないんスよ。オイラが操るっス。

 


ワ: みんな乗ったっスか?

ア&リ&デ: 乗った!

カ: 乗ったよ・・・

ワ&リ&デ&ア: (暗い・・・)

ワ: じゃ、じゃあ出発するっス。

 

 

デ: そこ崖だぞ!

ワ: ジャンプっス!

デ: そこに星の欠片!

ワ: ジャンプっス!

デ: 今度は山だ!

ワ: ジャンプっス!

デ: 今度はクリスタル!

ワ: ジャンプ!しなくていいっス!!

デ: とったか?

ア: とった。

デ: そうか。・・・そこ崖!

ワ: ジャンプっス!ってかいちいち言わなくていいっス!

デ: そうか。

リ: カービィさん。大丈夫ですか?

カ: 大丈夫だよ。気にしないで。

リ: 休みます?

カ: いいよ。心配してくれてありがと。

ワ: (カービィさんばっかりやさしくされてずるいっス!)

デ: おい!!そこ山あるぞ!!

ワ: え!?

   ドガァン

ワ&デ: うわぁ!

   5人は放り出された。

ワ: いてて・・・

デカチリー(以下デチ): よく来たな。

デ: 別にきたくてきたんじゃない。

デチ: そうかよ。どうせ俺は脇役だよ・・・

デ&ワ: ・・・・・・・・・・・・

デチ: 脇役の意地みせてやる!!

デ: みせんでいい。 『ハンマー』

デチ: ぎゃあー!

ワ: 弱。

リ: こいつはクリスタルを持ってるはずです!

デ: さっさと渡せ!

デチ: 氷は永遠に溶けることはない。その氷の中にクリスタルはある。

デ: 氷?それはどこだ?

デチ: 教えない。

デ: 教えろ!

デチ: 俺を倒してみろ!

デ: 『ハンマー』

デチ: ぎゃあー!

デ: 渡せ!

   ドガーン

デ: あ・・・

ワ: 本気すぎっス。

ア: 結局わかんないじゃん。

ワ: どうするんスか?大王様の責任っスよ?

デ: さ、探すんだよ!これから!

ア: じゃあ一人で頑張ってね。

デ: 手伝えよ!

ワ: だってあいつを倒したの大王様っスよ?

ア: 倒した人が探さなきゃ。

デ: お・ま・え・ら~!人におしつけようとすんじゃねー!!

ワ: だから、大王様があいつを倒したんスよ?

ア: あいつが生きてれば、ヒントがきけたのにね。

デ: ・・・わかったよ!探せばいいんだろ!探せば!

 

 

 

ワ: 見つかったっスか?

デ: 全然。

ワ: 頑張って探してっス!

デ: なんかむかつく。

ワ: 別にむかつかないっスよ?

デ: うるせー!

リ: カービィさん。元気だしてください。

カ: 元気だよ。大丈夫だって。

リ: でも心配です。

ワ: (カービィさんばっかりずるいっス!!!!オイラもリボンちゃん

   に心配されたいっス!!)

デ: (俺様もカービィみたいにゆっくり休みてぇ~!!ずりーぞカービ

   ィ!!)

カ: (リボンちゃんがこんなに心配してくれてるんだからちゃんとしない

   と・・・でも・・・あのことが頭から離れないよ・・・)

ア: (ワドくんちょっと厳しいんじゃないかな。なにかに怒ってたりす

   る?てかなんかここ気まずいムードな気が・・・)

リ: (カービィさんは大丈夫っていってるけど、多分それはウソで本当

   はあのことでいっぱいだと思うな。はやく元気になってほしいけ

   ど・・・)

デ: ねぇ!クリスタルなんてどこにもねぇぞ!

ア: あいつの言ってた言葉を参考にしたら?

デ: あいつの言ってた言葉?たしか・・・

   【氷は永遠に溶けることはない。その氷の中にクリスタルはあ

   る。】

デ: だったよな。

ワ: 氷の中にクリスタルはある?

ア: 永遠に溶けない氷・・・

リ: あの・・・溶けないのなら、溶かしちゃえばいいんじゃないですか?

デ: 溶かす技といえば・・・

デ&ワ&ア&リ: ・・・・・・バーニング・・・・・

デ: それだ!!

ワ&リ: カービィさん!

ワ: バーニングっス!

リ: バーニングで溶けない氷を溶かしてください!

カ: ・・・どこの氷?

ア: どこ?

ワ: どこっスか?大王様。

デ: 俺様!?

ワ: だって大王様が探してたっスよね?

デ: 知るか!・・・・・・・いや・・・・・あそこかもしれん・・・

ア: あそこ?

デ: あの天井だ。あそこだけ氷の感じが違った。

ワ: カービィさん!発射っス!

カ: 元。頂戴。

ア: はい。

カ: 『バーニング』

   パリン

ア: あ!

デ: あった!!

ワ: クリスタルっス!!!

リ: カービィさん!ありましたよ!!

カ: よかったね。

デ: きこえねぇ!!

 

カ: よかったね。

 

デ: 五月蝿い。

ワ: 次はどこっスか?

リ: 外です。

デ: (そりゃそうだ。)

   外

ア: どこ?

リ: そこです。

ワ: あったっス。でも水の中っスよ?

ア: 侵入?

リ: 侵入です。

デ: お前ら言い方がこえーよ。

ワ: GO!大王様

デ: なんでだ!!

ワ: いいと思う人!!

ア&リ: はーい!!

ワ: 決定!

デ: こいつら・・・

 


デ: とったぞ!

ワ: 次は?

リ: このステージは終わりです。

ワ: じゃあ次のステージへいこうっス!!

 

 

 

 

                               続く

 

 

星のカービィ64に戻る

小学生時代作成