【プププランド】
カ:さぁて、今日は何して遊ぶー?
リ:サッカーでもしようぜー
ク:いや、今日は野球だろ。
ワ:テニスしたいっスね
チ:お人形さん遊びよー!
ア:お絵かきしよう♪
ナ:毛玉で遊ぼうぜー
ピ:ピ…ばらばら…
・・・・・・・・
リ:サッカーだよな?カービィ!
ク:野球だよな!
ワ:テニスっスよー!
チ:カービィは私とお人形さん遊びするのよ!
ア:皆でお絵かきしようよー!
ナ:毛玉で遊ぶんだ!
カ:み、皆落ち着いて…
ク:じゃあ野球しようぜ。
リ:サッカーだっつの!
ナ:毛玉だって言ってんだろ!
リ&ク&ナ&チ:どうなんだ(どうなの)カービィ!!
カ:え…えぇー……
リ:はっきりしろよな!
ナ:どうなんだよ!
チ:私と遊ぶのよね!!
ク:野球だ!
カ:あわわ…ワ、ワープスター!!
ヒュゥゥゥウゥゥン
リ:あ!逃げるなカービィ!
ク:まてー!
ナ:あっ!クーだけズルいぞ!!
ピ:ピピ!待って!クー!
ワ:行っちゃったっス…
ア:結局カーくんとクーとピッチがいなくなっただけで喧嘩は続きそうね…
ワ:じゃあオイラはテニスの相手がいなそうなんで帰るっス。
ア:あ、じゃあ私が相手しよっか?
ワ:え?いいんスか!?
ア:その後お絵かきしようね♪
ワ:わかったっス!
30分後
リ:あれ?ワドとアドがいねぇぞ?
チ:二人で遊んでるんじゃない?それよりお人形さん遊びしましょうよ!
ナ:毛玉遊びだー!
リ:サッカー!!
【上空】
カ:ふぅ。なんとか逃げれたよ…危なかったー…
ク:カービィ…?
カ:ク、クー!!
ク:まったく…
ピ:待ってーっ!
ク:おや?ピッチ。ついてきたのか。
ピ:クーたち早いよー!
ク:あ、ああ。悪い。
カ:それじゃあ僕はこれで。
ク:待てカービィ。
カ:うっ…何?
ク:あれはお前の…仲間か?
カ:え?
上空の更に上空を見上げると、何か丸いものが落ちてきた。
カ:黄色い丸…?……〔キービィ〕だ!!
ク:えっ?キービィってあの…?
カ:うん!
ピ:え?何?何?
ク:キービィっていうのは、黄色いカービィで、カービィの仲間だ。
カ:おーい!キービィー!!
キービィ(以下キ):カーーーービィィィィィーーー!!
ヒュウウゥゥゥゥゥゥ
カ:あ…れ…?
ドガッ
ピ:ああっ!!カービィに当たった!!
ひゅうぅぅぅぅぅぅ
ク:二人とも落ちていくぞ!
ピ:ワープスターからも落ちちゃったから助けなきゃ!
ク:ああ!急降下するぞ!
ピ:うん!
ビュン
パシッパシッ
クーとピッチはカービィとキービィを救出した。
ク:おい。大丈夫か?
カ:う~ん…僕は大丈夫…
キ:う…うぅっ…
カ:あ!キービィ!来ていきなりタックルとはなんだよー!!
キ:アハハ。ゴメンゴメン。ワルカッタネ。
カ:思ってないよね…
キ:それより大変なんだよ!
カ:それよりってなんだよ…
ク:どうしたんだ?
キ:【チェックナイト】に侵略者が来たんだ!
ピ:チェックナイト?
ク:エアライドコースの一つだな。【チェックナイト】は確か【キャッスルロロロ】の先にあったな。
カ:侵略者って誰なの?
キ:それが…なんだかよくわからない黒い塊なんだ…
ク:黒い塊?ダークマターとは違う種か?
キ:うん。あれは…なんだか見てるだけで寒気がしてくる…
ピ:ピピ…怖い…
カ:でも、そのままにはしておけないね。よし!行こう!
ク:ああ!
【キャッスルロロロ】
ク:まずはここを突破しないといけないな。
カ:【キャッスルロロロ】は少し迷宮になってるから迷わないように気をつけないと…
キ:行こう!
ゆら~っ…
マンビース:おっと。通さねぇぜ~…
ク:〔マンビース〕か…
カ:〔トゥーフェイス〕たちもいるよ!
ピ:ピ…お化け屋敷…?
キ:みたいなものだね。
カ:大丈夫!ちゃんとコピーを用意してきたから!ね!キービィ!
キ:うん!
ク:よし。一気に突破するぞ!
マンビース:通さねぇっての~…
ギャスパー:かかれー!
ブーラー:やぁぁー!
カ:必殺!『分析の光!』
ク:コピーって能力のコピーかよ!
キ:そんなのだと時間かかるじゃん!
カ:だって~
ク:だってじゃない!
キ:なら僕が行くよ!『破壊の炎!!』
ピ:ピ!クラッシュ!
マンビース:卑怯もの~!!
ドッカーン
キ:敵は効率よく倒すのみ。
カ:効率も何もないって
キ:さぁ次いこー!
ちょちょっと進んで
ロロロ:あーっ!カービィ!
カ:ロロロ&ラララ!
ラララ:騒がしいと思ったらカービィが侵入してたのね!
カ:今回は別に戦いにきたわけじゃないんだよ。ちょっと【チェックナイト】に行きたくてね。
ロロロ:そんなのワープスターで城を飛び越せばいいだろ!
カ:あ…
キ:不覚…
ク:その手があったか…
ピ:誰も気づかなかったね…
ロロロ:普通気づくだろ!!
ラララ:来たからには倒すまでよ!
ロロロ:行くよ!ラララ!
ラララ:ええ!ロロロ!
カ:な、なんでこうなるの~?
〈カービィ&キービィVSロロロ&ラララ〉
ロロロ:『ブロックタックル!』
キ:『吸い込み!』『吐き出し!』
ロロロ:くっ…!
カ:『分析の光!』
ラララ:あなた…何故それを持ってきたの…?
カ:コピーだから☆
ラララ:…随分とナメられたものね…『ゴルドー投げ!』
カ:うわっ!危ないなぁ!
ロロロ:こうなったら…アレを使うよ!ラララ!
ラララ:ええ!
ク:何か仕掛けてくるぞ!
ロロロ:必殺!『キャプテンステッチ投げ!!』
カ:えぇぇえぇぇぇぇ!!!〔キャプテンステッチ〕!?
ク:棘がとれた時のみダメージが与えられる…厄介な敵だな…
ラララ:そして…『ゴルドー投げ!』
キ:ゴルドーでサポートを…!
ピ:ピピ!危ない!
ヒィン
ズオッ───
カ:え…?
ロロロ:な、何だ!?
ラララ:キャプテンステッチとゴルドーが消えた!?
ピ:な、何が起こったの…?黒い光に包まれたら急に敵が消えちゃった!
カ:まさか…キービィ!今のってもしかして…
キ:…うん。そのもしかしてみたい…
ク:【チェックナイト】からここまで侵略してきたってことか…
ロロロ:え?カービィ!どういうことだ!?
カ:キービィが、【チェックナイト】が誰かに侵略されたって言ってるから行こうとしてたんだよ。
ラララ:今のがその侵略者だっていうの!?
カ:多分…
ヒュゥゥゥゥゥゥ
ク:気をつけろ!何か落ちてくるぞ!
ズォ~…
カ:黒い…塊…
ピ:ピピ…なんだか寒気がしてきた…
ク:なんなんだ…?
?:…………お前が…カービィ…か…?
カ:え?
ロロロ:おい!お前!人の城を破壊しといて挨拶もないのか!
?:…雑魚に用はない…消えろ…
ポゥ…
ク:何か溜めている!ロロロ!逃げろ!
ロロロ:え…?
?:…『消滅の光』
ヒィン
カ:ワープスター!!
ヒィィィィィィィィン
ズオッ───
パシッ
ロロロ:うあぁ…地面も何もかも消えた…
カ:間に合った…
?:…見事だ…カービィ…
カ:お前は何者だ!
?:…我に…名などない…全てを消滅させるために創られた…
カ:全てを消滅させるために…?
キ:一体誰に創られたっていうの?
?:我は…神に創られた…狂ったこの世界を再生させるために…
ク:狂った世界だと?
?:神は争いのあるこの世界を認めてはいない…争いばかりのこの世界を…狂った世界以外の表現があるか?
ク:感情があるから争う事だってある!
?:争うための感情など…必要ない…
カ:感情が必要ないわけない!
?:では…何のために感情はあるのだ?
カ:楽しいって感じるためだよ!皆と遊んで、ふざけあって、楽しいって…幸せだなって思うためだよ!
?:ではなぜ怒りという感情がある?幸せを感じるのに争いは必要なのか?
カ:それは…
?:生き物は自分の幸せのために他の者と争い、勝った者が幸せになる…これが今の世の中だ…
ピ:ピピ…
?:負けた者は世の敗者となり、勝った者の影にびくびく隠れながら生きている。
カ:それは違うよ!
?:何が違う?お前も一緒だろう?皆のためといいつつ他の者を傷つける。デデデ大王やメタナイト…ナイトメアにドロシア、マルク…
カ:な、なんでそんなに知って…?
?:我は神に創られた。世の全ての事を知っている。全てを知っているからこそ狂った世界と言えるのだ。何も知らぬお前らが世界を語っても重みなどない。
ク:じゃあ、今現在世界で起こってることがわかるのか?
?:もちろんだ。
ク:だったら…今リックが何してるのか当ててみろ!
?:ナゴと喧嘩中だ。先程チュチュが呆れて帰ったようだ。
ピ:ピピ…本当なのかな…?
ク:リックに電話してみよう…
プルルルルル
ク:リックか?今、何してた?……あ、ああ。わかった。いや、いいんだ。じゃあな。
ピッ
キ:どうだった?
ク:……ナゴと喧嘩していたそうだ…
カ:えっ!?
ピ:あ、当たってたの!?
?:言っただろう。全てお見通しだとな…
カ:全てお見通しで、君が神に創られてようと関係ない…君が全てを消すというのなら、僕は君と戦う。
?:また誰かのためといって誰かを傷つけるのか?
カ:それは君も同じだよ。神が君を利用して全てを消そうとしてる。神の幸せのために…
?:神自身は幸せなど求めていない。この世界から感情を消せればよいのだ。
カ:幸せを求めていない神は何がしたいの?全てを消してどうなるっていうの?
?:消せば争いは消える。それが神の望み。
カ:ボロがでてきたね。神は望んでるじゃないか。生き物は望みが叶うと嬉しい。それが感情でしょ?
?:虫には感情などない。だからこそ望みが叶おうと喜ばない。ただ生きるために黙々と作業をする。だから争いなどない。
カ:そんなの悲しいよ。何をしても報われないのと同じだよ!虫だって感情がなくて悲しいはずだよ!
?:感情がないから悲しいなど思わない。必要ないから思わずに生きるのだ。
カ:なんでわからないんだよ!
?:我に感情などないからだ。お前のその暑苦しい感情で何を言おうと何も感じん。
ク:カービィ。こいつに何を言っても無駄だ。
?:その通り。感情を押し付けても我は動じん。
カ:だったら…君がまだこの世界を消すっていうなら…僕は君を倒すしかない。
?:最初から我のすることは消滅だけ…カービィと戦う事になるのは定め…わかっていた。
カ:え?
?:カービィは何かを守るといい、感情をむき出しにしている。必ず戦うとわかっていたのだ。
カ:そう…だったらもう…勝負だ!
?:だが…我の資料によれば、カービィは到底我には敵わない。我の手下で十分だ。
カ:何…?
?:【チェックナイト】の奥で待つ。早く来ないと徐々に消滅を始める。
ズォ~…
ヒュン
ピ:消えた…
キ:カービィ!行こう!
カ:うん!
ラララ:待って!
カ:何?
ロロロ:僕たちも行くよ!
ラララ:城をむちゃくちゃにされて黙ってられないわ!
カ:…気持ちはわかるよ。でも、奴は危険だ。僕たちだけで行く。
ロロロ:でも!
カ:大丈夫。ロロロとラララの仇はちゃんととるよ。
ロロロ:…わかったよ…
ラララ:絶対倒しなさいよ!
カ:うん!任せて!
キ:じゃあ出発!【チェックナイト】へ!
続く
2008年11月22日作成