016 巨悪

  【銀河】

マ:カッカッカッカ……俺はてめぇに復讐するために惑星を転々として力を蓄えたんだ!

カ:マルク…随分と喋り方が変わったね。

マ:俺は今はマルクじゃねぇ!〔マルクソウル〕様だ!

カ:ソウル?魂になったの?

マ:カッカッカッカ……ノヴァからエネルギーを吸収した俺に…勝てるもんなら勝ってみなぁー!!

カ:ノヴァからエネルギーを吸収だって!?

マ:カッカッカッカ……そうだ!てめぇに敗れた後、ノヴァと共に宇宙を彷徨い、そしてある奴が俺に言った!

カ:ある奴?

マ:ノヴァと一体化せよ、そうすれば憎きお前を倒せる程の力を手に入れられるってな!!

カ:それで…ノヴァと…

マ:ノヴァの体の一部を吸収し、新たなる力を手に入れた!俺様は何にも頼らずとも全てを降す力を手に入れたのだ!

カ:(そうか!メタナイトが言ってたノヴァの違和感とは、マルクがノヴァの一部を吸収していたから起きた事なんだ!)

マ:もうてめぇにも!他の奴にも!絶対に負けねぇ!最強なのは俺様だ!!もう一度…全ての星を征服してやる!

カ:マルク…いや、マルクソウル!征服なんてさせないぞ!僕が止めてやる!

マ:カッカッカッカ……止めてみな!!『ブラックホール!!』

カ:ちょおぉぉぉぉぉ!!??いきなり『ブラックホール』ですとぉぉ!!??

   ドガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガーーーン

カ:うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!

マ:この力さえあればノヴァに頼らずとも最強になれる。だが、ここはやはり一心同体として、ノヴァの力を使おうじゃないか。

カ:え…?

マ:ノヴァにお願いしてやる。全ての星を俺様のものにする…とな…

カ:さ、させないぞ!!マルクソウル!!

マ:コピー能力も持ってこないで…俺様に勝とうなんざ甘いんだよ!!『カッター4方向!!』

カ:『吸い込み!』カッターをコピーして…撫で斬…

マ:『カッター4方向2連!!』

   ズバババババ

カ:うわぁぁ!

マ:カッカッカー!!2連は予測できなかっただろ!さぁ!次いくぜ!!『茨の種6連!!』

カ:6連!!くっ…

マ:そして…『薔薇茨生長!!』

カ:薔薇!?うわぁ!!!

マ:ほらほら次いくぜー!!

   カパッ

カ(マルクソウルの体が割れた!?『ブラックホール』か!?)

マ:カッカッカ……

   ボボボボボボボボ

カ:!?何だあれは!?

マ:くらいな!『混合魂超連射!!』

カ:な…青と赤のボールみたいなのが大量に降ってくる!!

マ:カカカカカカカhlァ;、;;ネhシlm、ェハ、。lジェオンmゥエ

カ:うわぁぁぁぁ!!

マ:カッカッカッカ!

   カパッ

マ:『ブラックホール!!』

   ドガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ

カ:うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!

マ:カッカッカッカ……カービィ!お前もおしまいだぜぇー!!『槍ミサイル連射!!』

   ビュンビュンビュンビュンビュンビュン

カ:うっ!ぐあぁ!ぐっ!うわぁぁ!!

マ:カッカッカッカー!!とどめだぁー!!

   カパッ

マ:『2砲魂超攻撃!!』

   ゴオォォォォォォォォォ

カ:くっ…(ここまで…か…)

   ドガァァァン

カ:(皆…ごめん…僕……負けちゃった…)

   ドサッ

マ:カッカッカッカー!!

  【仮ハルバード内】

ワ:あぁっ!カービィさんが倒れたっス!!

メ:まずいな…一度救出に行く!アックスナイト!

ア2:はい!ハルバードに似せて造ったこの光線…『2連主砲モドキ発射!!』

   ヒュゥゥゥゥゥ

   ドゴォォォーーーー!!

マ:うおっ!?

チ:かわされた!

メ:メイスナイト!今だ!

メ2:はいダス!

   メイスナイトはカービィを救出した。

ワ:カービィさん…

リ:ダメだ。気絶してて起きない。

マ:カッカッカッカ!カービィィィィ!!逃がさんぞぉー!!

リ2:うわっ!きたぁ!!

メ:旋回だ!あいつから離れろ!

ア2:はい!

マ:逃がすかぁー!!全員引きずり出してやる!『ブラックホール!』

   ズオォォォォォォ

ア2:メ、メタナイトさま!舵が効きません!!

メ:(くっ…それならば…)〔ヘビーロブスター〕を送れ!!

メ2:了解しました!

リ:ヘビーロブスターってなんだ!?

ハ:メタナイツが造った機械兵器だよ。

ヘビーロブスター:ギ…ギギー!!

マ:ん?機械如きが俺様に勝とうとすんじゃねー!!

メ:甘いぞマルクソウル!そのヘビーロブスターはカービィを倒すためにあらゆる敵に対応できるようになっている!

ヘビーロブスター:ギギ…『火炎放射!!』

   ゴオォォォォォォ

マ:『槍ミサイル連射!!』

   ビュンビュンビュンビュンビュンビュン

ヘビーロブスター:ギ…ギギ…

   ドガーン

ク:負けんの早!!

ナ:何があらゆる敵に対応してるだよ!!

メ:ふふ…それでいい。ヘビーロブスターの仕事は破壊だからな。

リ2:え?

メ:いけ!新兵器〔ロブスターキャノン〕よ!!

チ:ロブスターキャノン!?

メ:崩壊したヘビーロブスターが新たなプログラムで自動的に変化し、キャノン能力を兼ね揃えたロブスターキャノンへと化す!

バ:第2ラウンド開始じゃ!

ロブスターキャノン:ゴォォォ!『キャノン砲!!』

   ドゴォー

マ:ぐわっ!

   ドッゴーン

ピ:当たった後にもう一回爆発した!?

ク:とんでもない破壊力だ!!

メ2:メタナイトさま。今おしています。アレも投入しますか?

メ:…さて、どうしたものか。

バ:何を躊躇っておるんですか。ぶち込めぶち込め!ガッハッハッハ!

メ2:…いいのですか?メタナイトさま。

メ:…好きにしろ。

バ:ガハハハハハハ!さぁゆけ!〔ロブスターターボ〕!!

リ:今度は何だ!?

ハ:ヘビーロブスターにターボ機能をつけて、素早さを上げたロブスターキャノンの亜種だよ。

バ:ヘビーロブスターが標準だとすれば、キャノンは攻撃、ターボは素早さを極めた形じゃ!

ロブスターターボ:ギギ…『ロケットターボダッシュタックル!!』

   ビュン──

マ:グ…!速い!『槍ミサイル連射!!』

メ2:無駄ダス!ロブスターターボには並の攻撃は当たらないダス!

ロブスターキャノン:ゴォォ…『キャノン砲!』

   ドゴォー

   ドッゴーン

マ:グォォ…

ク:上手いコンビネーションだ!ターボが気を引き、隙を突いてキャノンが攻撃をする!!

マ:なめるなぁぁ!!!

   カパッ

メ:『ブラックホール』か?ロブスターには効かん!『電磁バリア』を張らせろ!

ア2:ハッ!

   ヴィィィン

リ2:ロブスターたちの周りにバリアが!!

メ:これで『ブラックホール』は効かん。

マ:カッカッカッカ…『2砲魂超攻撃!!』

バ:ゲゲッ!そっちか!!

ハ:危ないっ!

   ドゴォー

   ドガーン

メ2:あぁっ!ロブスターキャノンがやられました!!

ア2:ロブスターターボはなんとか回避したようです。

メ:ロブスターキャノンは既にダメージを負っていた。不覚…

マ:カッカ…『茨の種6連!』~『薔薇茨生長!!』

   ドガッ

   ドゴーン

ア2:あっ!ロブスターターボもやられました!!

メ:く…

ア2:どうしましょう!?もうロブスターは控えていません!!

メ:ならば…私が止める!

メ2:メタナイトさま!?

メ:奴に勝てるとは思えないが、時間稼ぎ程度ならできる!その間に…なんとしてでもカービィの目を覚まさせてくれ!

ハ:は、はい!

ク:メタナイト!必ずカービィは起こす!

メ:…行くぞ!マルクソウル!

マ:カッカッカ…次はてめぇが相手か!ザコにゃ用はねーんだよ!!『槍ミサイル連射!!』

メ:甘い!『マッハトルネイド!』

マ:ぐっ…ほぅ。ただのザコとは一味違うようだな。こりゃあ楽しめそうだぜ!!

   カパッ

メ:(『ブラックホール』か?それとも『2砲魂超攻撃』か?『混合魂超連射』か?)

マ:『ブラックホール!!』

   ズオォォォォォォ

メ:(『ブラックホール』か!)ならば…

   ズドッ

バ:なるほど。剣をハルバードに突き刺し、吸い込まれるのを防いだということか。

マ:カッカッカ!戦艦ごと吸い込んでやるぜ!

メ:させん!『ソードビーム!』

マ:そんなものも全て呑み込んでやる!!

   ズォォォォォォォ

メ:く…(まずいな。戦艦まで吸い込まれては…)

マ:ほらほら!早く吸い込まれな!!

ク:まずいぞ…!

メ:ならば…

   ズォォォォォォ

メ2:メ、メタナイトさま!

ア2:メタナイトさまが吸い込まれた!!

バ:あやつ…戦艦を吸い込ませないために自分で吸い込まれよったな…!

   ドガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガーーーーン

メ:ぐっ…

メ2:メタナイトさまー!!

マ:ザコが粋がるんじゃねーよ!『槍ミサイル連射!!』

メ:(ここまでか…)

カ:『リフレクトガード!!』

   キンキンキンキン

メ:!!

マ:!!

ア:間に合った!

メ:カービィ…

マ:カッカッカッカ…やっとできやがったな…

カ:メタナイト!僕の代わりに戦ってくれてありがとう!もう大丈夫!後は僕に任せて!

メ:…遅いぞ。

カ:あはは…

メ:…任せたぞ。

カ:うん!

マ:カーッカッカッカッカ!!やはりお前は完全に倒さねばならんな!

カ:黙れ!倒されるのはお前だ!マルクソウル!

マ:あぁ!?

カ:正気を失ったお前なんて…マルクよりも弱いよ!!

マ:なんだと…?ノヴァの力を得た俺が…前の俺より弱いだと…?

カ:そうだよ!

マ:ふざけるな!俺が弱くなってるはずがねぇ!!

カ:今のお前の力はノヴァのものだ!ノヴァに頼りすぎた力なんて!前のお前より弱いんだ!!

マ:言わせておけば好き勝手にいいやがって!お前はもう許さない!絶対に叩きのめすのサ!!

カ:…「のサ」…か…やっとマルクらしくなってきたね。

マ:う…五月蝿い!お前は俺が完膚なきまでに倒してくれる!!

カ:僕が勝つ!!


                                           続く

 

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2008‎年‎11‎月‎16‎日作成